屋根のひび割れや破損が気になっていたところ、塗装屋さんのチラシが入ってきたので、見積りをお願いしたのがきっかけです。
使用材料
屋根の上塗り塗料:シリコンレックスJY(マホガニー似の特注)
今回のお客様は、屋根リフォームの屋根塗装(上の屋根と下屋根)を行いました。
前回の塗装から8年、他に壁や樋の汚れ、コーキングのひび割れなども確認できましたが、今回は予算の関係で、一番気にされている屋根のみのリフォーム塗装をおこなうことになりました。
お客さまのご要望は、丁寧にきれいに施工していただきたいとのこと。
ボロボロになった屋根を綺麗にリフォーム塗装していきます!
施工前のスレート屋根の写真です。苔の付着や表面塗膜の劣化が確認できます。
屋根のリフォーム塗装、はじめに足場を組んで、屋根板の汚れを高圧洗浄で落としていきます。
ここできちんと汚れ(例えば 土埃や苔・藻、鳥の糞、サビなど)を落としておかないと、せっかく質の良い塗料を選んでも、その塗料の持つ機能が発揮されません。
また、汚れの上に塗装しても表面がデコボコになったり塗膜がすぐに剝がれてしまいます。
下地(塗る面)を綺麗にすることで、塗膜が下地と密着して綺麗な状態が長持ちします。
屋根塗装・外壁塗装を行う際は必ず最初に洗浄作業を行います!
⇩洗浄の詳しい説明はこちら⇩
外壁塗装前の大事な洗浄作業!
スレート屋根の塗装に欠かせないタスペーサーです。
タスペーサーの説明は下をご覧ください。
屋根塗装の前に取り付けていきます。
屋根板と屋根板の間に、タスペーサーを簡単に挟んでおきます。
タスペーサーは屋根板1枚につき2つを両端よりやや内側に取り付けます。2つ取り付けることにより、屋根板を平行にさせ全体の隙間を一定にします。
土浦市の屋根塗装現場、仮置きしておいたタスペーサーを打ち込んでいきます。
もともとの隙間が狭い箇所はタスペーサーがなかなか入らないので、カッターで隙間を作ったりハンマーで押し込むなど工夫をしていきます。
土浦市屋根塗装現場、タスペーサー挿入後の屋根です。
見た目は何も起こっていないように見えますね。
この上から屋根塗装を行っていきます。
(塗料によっては下塗りを塗布してからタスペーサーを挟む場合もあります。)
タスペーサーとは「縁切り」という作業に代わる物です。
タスペーサー1㎡400円(一個40円ぐらい)
縁切りとは:塗料を塗ったとき屋根板同士重なっている部分にできた塗膜を、カッターの刃などで切り込みを入れ、板同士に隙間を作り 屋根内部への通気を良くすることです。
しかし数百枚に及ぶ屋根板一枚一枚に 職人がカッターを入れていくのは至難の業…。
それに うっかりカッターの刃で屋根板を傷付けてしまう危険もあります。
そこで登場したのが「タスペーサー」というクリップのような形をした道具。
これを屋根の板と板の間に挟むだけで、一定の隙間を確保することができるのです。
工期も短縮となりお客様へご提供する料金も変わってきました。
また、タスペーサーは通気性を良くするだけでなく、毛細管現象という雨漏りの原因となる現象も防いでくれる縁の下の力持ちです!
屋根塗装で屋根がスレート屋根の場合は必ずこのタスペーサーを付けます。
⇩タスペーサーの詳しい説明はこちら!⇩
屋根塗装時の注意!!雨漏りを防止するタスペーサー!
屋根のリフォーム塗装!屋根に下地調整材を塗っていきます(下塗り)
屋根塗装では必ず下塗りを入れます。
下塗りが下地に浸透することで、上塗りがしっかり密着し長持ちに繋がります。
屋根塗装、下塗りが完了しました。
屋根板の隙間にも塗り忘れが無いようにしっかりローラーで入れました。
下塗りをしっかり入れることで1年後の屋根の色合いに大きな差が生まれます!
二階の屋根(下屋根)にも下塗りを行います。
屋根塗装の際、屋根板と屋根板の隙間部分はローラーだけだと塗り残しができたり、逆に溜めができてしまうほど塗料を乗せてしまう場合があります。
その場合は、先に刷毛で屋根の隙間部分だけを塗装し、その後ローラーで屋根塗装をしていきます。
そうすることで、隙間部分の塗布量も一定にすることができます。
刷毛で細かな部分を塗装することをダメ込みと呼びます。
痛みが激しかったため、下地調整材(下塗り材)を再度塗っていきます。
こうすることで、上塗り塗料が下地としっかり密着するようになります。
屋根塗装は通常、下塗り・上塗り2回の3工程ですが、建材の状態によって適切な工程を見極めて施工を行います。
屋根塗装、下塗り2回目が完了しました。
今回の屋根塗装で使用した下塗り材はクリアー(透明)なので最初とほとんど違いが分かりませんね(笑)
しかし、2回塗布しているので効果はしっかり発揮されています!!
こちらは下屋根です。屋根塗装の工程のうち、下塗り2回目が完了しました。
屋根塗装の現場で使う上塗りの色によって、下塗りもクリアー・白・グレーなどの色を上塗りの色がよりあがりやすいように使い分けています。
土浦市の屋根塗装、上塗りの開始です!
塗り残し、薄塗りが無いようにしっかり隙間までローラーを入れていきます。
塗膜は、厚すぎても割れる原因になるので適量を塗布していきます。
塗布した量が多い場合やムラができてしまう事も多々あります。
その時は、空のローラーを転がし余分な塗料を吸い取って全体を均一にしていきます。
屋根塗装、1回目の上塗りが済んだところです。
色が違って見えるのは光の加減です。
完全に乾くと もっと おもむきのある色に落ち着きます。
塗料が乾いてくると街と森林に馴染んだ高級感漂う 落着きのある色になっていきます。
土浦市の屋根塗装、上塗り2回目の開始です。
2回塗るには理由があります。
2回塗ることで塗膜を厚くし、塗料本来の効果を最大限発揮させます。それにより、屋根の長持ちにも繋がります。
上塗り2回目が仕上がった屋根。
これで屋根塗装は完了です。
完了してもタスペーサーは取りません。
取り付けたままの状態にすることで、通気性を良くし雨漏りを防止してくれます。
下屋根の塗装も完了しました。
エアコンやエアコンカバーは屋根塗装を行う前に養生をしているので、汚れる心配は一切ありません!
今回の屋根リフォームで、土浦市のお客様が選んだ塗料
今回使用した塗料はアステックという塗料会社のシリコンレックスJYという塗料で、色はマホガニー(高級感のある木)似の特注です。
この塗料の特徴は 低汚染性、高耐候性、防カビ性、美観性に優れているところです。
帯電しにくく、付着した汚れも雨などで流れやすくします。
シリコン樹脂により高い高耐候性があり、最長で約15年効果が続きます。
更に藻類・カビの発生・繁殖を防ぐ機能も持ち合わせているため、手入れもとても簡単になります。
そしてその仕上がりは・・・塗面に光沢感があり 美しく高級感を漂わせます。
記事内に記載されている金額は2021年05月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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