
中央区築地にて会社事務所を構えている法人様より
「10階建てのビルの7階部分で雨漏りが発生しており、原因の特定及び補修工事をお願いしたい。先ずは、現地調査・必要工事のお見積りをお願いします」とご相談を頂き、今回調査にお伺いしました。
私たち、
街の外壁塗装やさんでは塗装工事に限らず建物の雨漏り補修工事にも対応しております。
相談、お見積りの際には必ず
専門のスタッフが現地に足を運んで、
事前に建物の状態を確認してから、
状態に応じた適切な工事の提案を行わせて頂きます。お気軽にご相談ください!

現地調査に当たって先ずは、ご相談いただいた
室内の雨漏り箇所を拝見しました。
雨漏りが発生しているのは建物7階の部屋で、
室内の壁面から雨漏りが発生していました。
雨が降った際に、小雨の場合は雨漏りしてこないが、
強めの雨が降った時は必ずと言っていいほど室内に水が入ってきてしまうとの事でした。
拝見した壁面は塗装が施されている状態ではありましたが、
雨漏りによる水の浸入によって塗膜の割れ・膨れの症状が発生していました。

雨漏りが発生してしまうと、
外壁から浸入した水分が壁や天井に浸透してしまうことにより、
内壁の塗装の剥がれ・変色等の症状が発生してしまう可能性があります。
長期間放置により浸透が更に進行すると、
カビの発生や内壁の腐食の原因にもなり
内装の劣化にも繋がってきてしまいます。
今回の調査では、
内装の劣化は壁面の壁でのみ発生しており、
壁面上部には雨漏りによる劣化の症状が見受けれませんでした。エアコンの上に排煙の為の開口部が設置されていた為、開口部からの水の浸入による劣化も考えられました。
壁面上部に劣化症状が発生していないことを踏まえると、他の箇所に原因がある可能性を感じました。
雨漏り調査の際には、
建物の構造や雨漏り箇所によりおおよその原因箇所を絞り込んでいくことは可能です。
しかし、
確証を得ることができない際は散水試験を行うことが推奨されます。
私たち、街の外壁塗装やさんでは、散水試験を税込み
55,000円~にて承っております。

補修工事を行う前に、原因特定の為の散水試験をご依頼いただいたので実施させて頂きました。
散水試験の際に、雨漏りの発生していた箇所の外部を検査してみると、
打ちっぱなしの目地部分に無数にヒビ割れ(クラック)が発生している箇所が見受けられました。
外壁の
クラックが深く、広い場合は外壁内部に雨水の浸入が発生しやすい状況となり、
雨漏りの原因になります。
クラックが進行する可能性が懸念される場合は、
専門業者に確認や修理の実施を依頼することをお奨めします。
特にモルタル外壁の際は注意が必要で、特にメンテナンスや補修が重要となってきます。
外壁のクラックからの雨漏りは室内に影響を及ぼす可能性があるため、
早めの点検を推奨致します。

散水試験の様子になります。
散水試験とは、
雨漏りの原因となっていると思われる箇所に雨と同じ状況を再現するために、
水を特定の箇所に放水し続けどこから水が入ってくるのかを特定する検査となります。
この検査を行うことで、
雨漏り箇所の特定を高確率で行うことができる為、
被害箇所の特定に大変重要な手法と言えます。
今回、外壁を確認した際に
怪しいと思われた目地のクラック箇所に10分程放水したところ、ご依頼頂いた雨漏り箇所と同一箇所に雨漏りしている事が確認できた為、
今回の雨漏りの原因は外壁目地のクラックと断定しました。
散水試験の結果を踏まえて、外壁目地のシーリング工事をご提案させて頂いたところ、ご理解していただき今回の工事に運ばせていただく形となりました。

シーリング工事のマスキングを行っている様子になります。
シーリングを施す前に先ずは施工箇所の周りを
マスキングで養生してあげる必要があります。
外壁塗装においてシーリング工事を行う前には、必ずマスキングテープによる養生を行ってからの実施となります。
この作業を行うことで、シーリングを施工箇所に均一に均す際に、充填する箇所とシーリングが付着してはいけない箇所をはっきりとさせる事によって、仕上がり時の美しさや耐久性を確保することが出来ます。
外壁塗装を行うにあたってマスキング養生をどれだけ丁寧に行ったかによって、仕上がりの美しさ、耐久性が決まってくるという事になります。

シーカ・ハマタイト株式会社のプライマーNo.40を今回使用させていただきました。
プライマーとは、シーリング材と下地の密着性を高めるための材料となります。
プライマーを
塗ると塗らない場合では、施工後の状態に大きく差がでるのでシーリング充填作業に欠かせない存在となってます。

プライマーを塗った後は、
30分~60分間程乾燥させる必要があります。
プライマーは液状なので、塗布後すぐにシーリングを充填しても、下地に接着しない可能性があるので
急いでやってはいけません。

シーカ・ハマタイト株式会社の
SC-MS1NB-LMを今回使用させていただきました。
こちらのシーリング材は硬化後の硬化後の耐久性・耐候性・動的追従性に優れ、シーリング材に求められる性能を最もバランスよく備えたシーリング材となっております。
今回は露出している場所の充填ということもあり、
対候性・耐久性を兼ね備えているシーリング材を選定しました。

シーリング材を充填する際は、
接着面との隙間に空気が入り込まないように細心の注意を払って充填作業を行います。
空気が入り込んでしまうと、仕上げ後に
内部の空気が膨張し、
シーリング材に穴が発生して最悪の場合雨漏りの原因にも繋がってしまう可能性があります。

シーリング材の充填後は、
専用のヘラを使用して、シーリング材を均等に均していき表面の仕上げを行います。
仕上げに均しを行うことによって下地との密着性が上がり、更に
表面の見栄えの向上にも繋がります。
シーリング材が乾燥する前に均した後養生テープの撤去を行い、シーリング作業が完了となります。
養生撤去の際には、シーリングが乾いてないですのでシーリングに触れないように、慎重に作業を行う必要があります。
万が一触れてしまうと、シーリングの仕上がりが悪くなり、施工不良になってしまいます。
施工不良となった場合は再度やり直す必要があります。

雨漏りの原因となっていた外壁目地のシーリング作業が完了致しました。
建物の7階部分での施工となりますので、お客様には施工完了後の仕上がりの画像を見ての確認をしていただきました。
シーリング工事完了後に雨漏りしていた箇所に再度散水を行わせていただきましたが
、室内での漏水は発生しなかったので雨漏りが解消されている事も確認できました。工事後にゲリラ豪雨の様な強い雨風が幾度か発生しましたが、
雨漏りが再発する様子はなく、業務にも安心して取り組めているとお客様も大変満足されておりました。今回の工事は税込み
350,000円にて行わせていただきました。
記事内に記載されている金額は2025年08月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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