突風で棟板金が飛散・欠落したため補修工事を行ってほしいとのご相談。
龍ケ崎市のお客様から、棟板金の補修工事のご相談がありました。
まずは契約に先立って現場の状況を確認するため調査を行いました。
施主さまからのご相談の通り、棟板金が取れてしまっています。
棟板金の下に置かれている貫板(ぬきいた)も黒く変色していることから、棟の欠落は貫板の腐食ということがわかりました。
このまま棟板金を取り付けてもまたすぐに取れてしまいかねないため、貫板ごとの交換をご提案させていただきました。
棟板金がついている場所も、釘が抜けかかっているのか棟が浮いてしまっています。
放っておくとこちらも飛んでいってしまうかもしれないので、貫板ごと剥がして交換します。
補修工事のご依頼は屋根のみでしたが、今後の参考にでもなればと外壁もチェックしていきます。
経年劣化でコーキングの劣化やサイディングボードの表面の傷みが目立ってきているので、メンテナンスを兼ねた補修が必要な時期に差し掛かっているようです。
棟板金の補修工事の様子をお伝えします。
屋根という高所での作業のため、安全対策をしっかりと行って作業しました。
今回の現場ではすべて新しく張り替えを行っていきまづけ。
そのため、まずは古い棟板金と貫板をすべて撤去していきます。
続いて、屋根の峰に沿って貫板(ぬきいた)を設置していきます。
貫板とは幅約90mm、厚み約15mmほどの細長い板材の総称です。
このような大きさの板材を使って柱同士を貫いて筋交いのように使っていたことから、貫板と言われています。
汎用性の高い板材のため似たような規格のものをすべて貫板と呼び、住宅の様々なところで使用しています。
今回の貫板は杉材でできています。
様々な材質の貫板がありますが、杉材は湿気に強く防腐性があるため屋根などの雨水によって湿気やすい場所でもよく使われています。
貫板の上から棟板金を釘で打ち止めて工事が完了しました。
記事内に記載されている金額は2020年08月06日時点での費用となります。
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