屋根の劣化が気になりだしたため
こんにちは、街の外壁塗装やさんです!
土浦市のお客様より、屋根塗装のご依頼がありました。
今回の記事では、現場調査から塗替え工事の終了までご紹介します。
まず、工事契約を結ぶ前に現場調査に赴きます。
施主さまからのご相談をもとに、プロの目で現場をチェックしていきます。
傷みの状態を調べ、どのような工事が必要か検討していきます。
そこからお見積りと工事計画を作成し、施主さまにご提案いたします。
今回の屋根はコンクリート瓦という建材で葺かれていました。
表面塗装が剥がれてコケや藻が発生しています。
コケや藻が発生するとコンクリートの傷みが進みやすくなってしまうので、注意します。
今回の現場に葺かれていたコンクリート瓦とはどんな建材なのでしょう?
見た目は非常に和瓦に似ていますが、実は全く違うものです。
コンクリート瓦はその名の通り、コンクリートを成形し、表面に塗装を施した建材です。
粘土で成型したものを高温で焼成する一般的な和瓦とは製作工程が全然違います。
和瓦より非常に安価であることから、普及した建材です。
和瓦は陶器でできており、半永久的にその性質が変質しないメンテナンスフリー素材ですが、コンクリート瓦は塗膜が劣化すると表面に藻や苔が発生してきてしまいます。
藻やコケが侵食すると、コンクリートの強度が下がってしまいます。
定期的なメンテナンスが必要になっていきます。
足場を設置するため、家屋の周囲をチェックしていきます。
安全確保のため、お荷物の整頓をお願いすることもあります
ご理解のほど、よろしくお願いします。
工事前に専門の業者に委託して足場を設置します。
脚立や梯子で充分ではないか?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、現場の作業性や安全確保のため、
地上2m以上の高所での作業の場合は足場の設置義務を事業者は負っています。
事故のない工事のためには絶対に必要な設備になるのです!
隣家との境にも足場を設置しました。
最後に、塗料の飛散防止ネットでおおって足場設置は完了です!
足場設置後に、家屋を高圧洗浄機で洗い流していきます。
汚れが残っていると、塗膜の早期剥離などの施工不良につながるので、しっかり作業します。
外壁の汚れも洗い落とします。
水圧で外壁を傷つけないように、水圧を調整します。
しつこい汚れは布で拭ってしっかり落とします。
塗り替えを行わない場所を養生します。
これはカーポートの養生の様子です。
ブルーシートを敷いて、塗料が飛散しても汚れないようにしていきました。
屋根塗装の様子です。
まず、下塗りを行います。
ローラーを使って塗料をたっぷり塗っていきます。
下塗りが完了しました。
続いて中塗りです。
広範囲を塗っていく前に細かなところを塗る『ダメ込み』という作業を行います。
このようにはしを先に塗ることで、塗のこしを防ぐことができます。
ダメ込みが終わりました。
ローラーを使って全面を中塗りします。
今回、使用したのは『スーパーシャネツサーモSi』という遮熱塗料です。
屋根の中塗りが完了しました!
乾燥させて上塗りを行っていきましょう。
屋根の塗り替えのは遮熱塗料がおすすめ!と言われている理由はなんでしょうか?
それは屋根の表面温度上昇をおさえるためです。
日中、ずっと直射日光にさらされている屋根の表面温度は真夏には70℃近くにもなっていることがあります。
こんな高温では、屋根本体や塗料が傷むだけでなく、室温の上昇も引き起こされてしまいます。
真夏、エアコンが効きにくい!というのも外気温が高いという以上に、屋根の温度が高温になっているということが原因とも言われています。
この屋根の表面温度上昇の原因は日光の中でも赤外線だと言われています。
遮熱塗料はこの赤外線を効率よくカットする古都で、屋根の表面温度上昇を抑制する働きを持っているのです。
上塗りの様子です。
遮熱塗料を重ね塗りすることで、効果を更に高めます。
屋根の塗り替えが完了しました。
続いて屋根周りの破風板の塗り替えの様子です。
まず、サンドペーパーや研磨たわしでケレン処理を行います。
目荒らしして、古い塗膜を落とします。
破風板の隙間をシーリングで埋めていきます。
隙間があると、湿気や雨水が屋根裏に侵入してしまいます。
ヘラで圧着させて見えない隙間も埋めていきます。
シーリング完了です!
破風板の色と違いますが、上から塗装するため、目立たなくなるでしょう。
破風板をローラーで塗っていきます。
1回目の塗装が完了です
更に塗料を重ねます。
木製の破風板の劣化が大きく塗料をどんどん吸っていってしまうので、3回塗料を塗り重ねることにしました。
2回目の塗り替え完了です。
乾かして更に塗っていきます。
3回目の塗装です。
傷みの具合によって塗り重ねる回数を決めていきます。
つやのある仕上がりになりました。
これで破風板の塗装が完了です。
最後に、現場の清掃を行います。
きれいに塗り替えたので、引き渡し時にゴミや汚れが残らないようにしていきました。
ボロボロだった屋根が塗り替え工事で見違える程になりました。
今回の工期は約1週間です。
街の外壁塗装やさんは、おうちのかかりつけ医としてどんなトラブルも解決できるよう努めております。
かすみがうら市、土浦市を中心に茨城県県南・鹿行地区の家屋のトラブルに駆けつけ、対応していきます。
屋根塗装から、空き家のリフォーム相談、庭木の剪定・コウモリ駆除などお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月06日時点での費用となります。
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