サイディング外壁には必ず目地が存在していることをご存知でしょうか。今や新築の多くはサイディング外壁を選択しているため、この記事をお読みいただいている方の多くもサイディング外壁の家にお住いかと思います。
ご自宅を見てみるとサイディングパネル同士には隙間が設けられ、その目地には柔軟性のある「シーリング材(コーキング材)」が打たれているのですが、いったい何のためにそのような施工がされているのでしょうか?
ご自宅を見てみるとサイディングパネル同士には隙間が設けられ、その目地には柔軟性のある「シーリング材(コーキング材)」が打たれているのですが、いったい何のためにそのような施工がされているのでしょうか?
目地に打たれたシーリングの役割
外壁材の多くが雨水の浸透によって傷みやすくなるため、目地に防水処理を施すのは非常に重要なのです。
2. 緩衝効果: 防水処理が必要と前述しましたが、それならばそもそも目地を作らずにぴったりパネルを貼り合わせればいいのではと思われるかもしれません。
ですが窯業系サイディングやALCに限らず、建材は温度の変化などによって伸縮することがあります。そのため目地が無いほどぴったり張り合わせると、パネル同士が膨張し合った負荷で傷んでしまうため、あえて隙間を作り柔軟性のあるシーリングで保護しているのです。
また、地震や台風時の強い揺れによる衝撃も、シーリングが間に挟まることで壁面全体に及ぶ影響は少なくなり、ひび割れを抑えられることが期待できます。
目地のシーリングは、外壁の重要な部分であり、その役割を適切に果たすことが重要です。劣化や欠損が生じると、防水性などが低下し、建物に損傷や不具合が生じる可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスやシーリング材の打ち替えが必要です。適切な施工とメンテナンスにより、外壁の機能と美観を守ることができます。
劣化したシーリングはどのようになる?
シーリングは、耐用年数を過ぎると劣化が生じます。劣化の初期段階では、シーリングに含まれる可塑剤が分離し、汚れが付着してきます。この汚れは、シーリングの表面に染み出てきて目立つようになります。
さらに、年数が経過するとシーリングが痩せてひび割れや亀裂が発生し、剥がれてくることもあります。ひび割れや亀裂、剥がれが見受けられる場合は、シーリングが劣化しているサインとなります。
さらに、年数が経過するとシーリングが痩せてひび割れや亀裂が発生し、剥がれてくることもあります。ひび割れや亀裂、剥がれが見受けられる場合は、シーリングが劣化しているサインとなります。
シーリングの劣化が見受けられた場合は、早めのメンテナンスが必要です。シーリングのメンテナンス方法としては、打ち替えや増し打ちがあります。打ち替えは、傷んだシーリングを取り除き、新しいシーリングを充填する方法です。増し打ちは、傷んだシーリングの上から新しいシーリングを充填する方法です。状況や部位によっては、増し打ちが適切な場合もありますが、外壁塗装の際には打ち替えがおすすめされることが多いです。
シーリングの劣化症状を定期的に確認し、早めのメンテナンスを行うことで、建物の防水性能を保ち、劣化を防ぐことができます。お住まいのシーリングの状態に不安がある場合は、専門業者に点検やお見積りの依頼をすることをおすすめします。
私たち街の外壁塗装やさんでは、外壁も屋根も点検は無料で承っております。シーリングの打ち替え費用としてはおよそ935円/㎡~となり、外壁塗装とセットで行うことをお勧めしています。現地にて専門のスタッフが状態を拝見し最適なメンテナンスをご提案いたしますので、ご安心ください!
記事内に記載されている金額は2023年07月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。