FRP防水の特徴と傷みの様子
サッシと防水層の立ち上がり部分は要チェックです
床のひび割れは目に付きやすいですが、それ以外の箇所にも要注意です。防水層の立ち上がりとサッシの取り合いでは亀裂が生じやすく、雨漏りの原因になることも多いです。調査でも確認してみましたが、やはり亀裂が伸びてきていました。試しに手で軽く押してみると奥に沈んだため、既に雨水が浸透してしまったことで内側の下地が傷んでいる可能性が高い状態でした。まだ雨漏りは発生していないため、現段階で防水層をしっかりとしたものに形成し直すことが最優先となります。FRP防水は紫外線によっても劣化が早まってしまいますので、表面をトップコートで保護しましょう。定期的にトップコートの塗り替えを行うことで、FRP防水層を長く維持することができます。トップコートの塗り替えは、4㎡で76,780円~(税込)が参考的な価格です。また、防水層を新しくしても、外壁の亀裂や笠木の隙間から雨水が入り込むことでベランダの下地が傷むことも考えられますので、セットで外壁塗装を行うなどお住いのメンテナンスは全体的に行うことが重要です。
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