中井町は、神奈川県の南西部、足柄上郡の東端に位置する町です。 酪農が盛んであり、町の農業生産の4割以上を占めています。その他、露地野菜や温暖な気候を利用したみかんの栽培もあります。東名高速道路のインターチェンジ付近には工業団地が造成されている。 大磯丘陵の北西部にある町域の3分の1は山林で、そのすべてが民有林であり、丘陵地の間の川沿いに農地と市街が位置しています。 西部には中村川、東部では葛川が町を縦断しています。関東大震災によるがけ崩れで北部の川が堰き止められ震生湖ができました。この震生湖という名はこれに由来しています。震生湖は、日本一新しい自然湖であるとされていて、湖畔には震災の調査に訪れた寺田寅彦の句碑があります。 町の南西部には曽我山・不動山など200-300mほどの山があり、斜面にはみかん畑が点在しています。 中井町の町域の約3分の1にあたる679haが山林・林野であり、その約3分の2、476haが天然の広葉樹林です。92haある人工林にはスギ(72ha)、ヒノキ(20ha)が植林されています。